危険物取扱者(乙種第4類)

危険物取扱者(乙種第4類)は、ガソリン・灯油・軽油・重油などの引火性液体を取り扱ったり、その取扱いに立ち会ったりする際に活用される国家資格です。受験資格に制限はなく、ガソリンスタンド、石油関連施設、化学・製造工場、タンクローリーによる危険物輸送などに関連する業務で活かされています。試験は法令・基礎的な物理学と化学・危険物の性質等の3科目で実施されます。
受験・取得の基本情報
- 受験資格
- 制限なし
- 勉強時間
- 40〜60時間
- 受験料
- 5,300円別途、合格後の免状交付申請に2,900円が必要です(試験合格=免状交付ではありません)。
- 最新合格率
- 約31.9%令和7年度(2025年4月〜2026年3月)
- 試験機会
- 試験日程・回数は都道府県(受験地)ごとに異なります。詳細は消防試験研究センター各支部の案内をご確認ください。
- 更新
- なし資格・免状自体に有効期限による更新制度はありません。ただし、免状交付から10年ごとに写真書換え(記載事項の更新)が必要です。また、実際に危険物取扱作業に従事している方は、従事状況に応じて保安講習の受講義務が生じます(継続従事者は3年ごと、新規・再従事者は従事開始から1年以内)。
- 資格の有効期限
- 無期限(更新不要)(免状に有効期限はありません。)
※学習時間は当サイトの参考目安です。経験・知識によって異なります。
この資格で目指せる仕事
仕事ジャンル:製造、安全衛生
資格取得後にできること
ガソリンスタンド、石油貯蔵施設、タンクローリー、化学工場、ビルメンテナンス(設備管理)等、一定量以上の危険物を貯蔵・取扱う施設での業務に関連します。
キャリア
主な活躍先
- ガソリンスタンド
- 石油販売会社・燃料商社
- 危険物を扱う工場(製造所等)
- 危険物倉庫・貯蔵施設
出典: 消防法上の危険物施設区分(一般財団法人消防試験研究センター) (新しいタブで開きます) 施設区分(製造所・貯蔵所・取扱所)は消防法に基づく。具体的な就業先はガソリンスタンドに限定せず、複数の求人情報サイトの記述を照合して代表例として整理した。 (情報確認日:2026年9月7日)
この資格のカチ
求人データから、この資格が仕事でどう使われているかを見てみます。
調査条件:全国 / 正社員 / 2026年9月20日
5資格 市場全体調査v2(確定版)
※各割合は今回の調査対象求人内での内訳です。一般求人全体に占める割合ではありません。
同職種求人で資格が明記された割合
算出保留
代表職種:ガソリンスタンド店員
乙種全般の候補1,176件から乙4のみを全件判定できていないため。
必須・歓迎の内訳
30件調査
資格が明記された求人30件を詳しく確認
資格手当
10件 / 30件
確認例:月額5,000〜15,000円
具体的金額を確認できたのは9件(月額5,000〜15,000円)。1件は「支給あり」の記載のみで金額不明。
提示給与中央値
提示給与の比較
平均:資格記載あり 283.9万円/資格記載なし 288.5万円
範囲:資格記載あり 216万円〜420万円/資格記載なし 218.4万円〜470万円
給与比較は、原則として同一の代表職種内の求人を比較した参考値です。資格の有無による給与差を示すものではありません。
活用職種
26職業分類
最頻:ガソリンスタンド店員 11 / 30件(36.7%)
- 1045-13 ガソリンスタンド店員11件
- 2075-01 はん用・生産用・業務用機械器具整備・修理工3件
- 3075-03 / 082-02(各2件)
- 5011-99 / 035-99 / 039-01 / 044-01 / 057-03 / 059-01 / 059-02 / 069-01 / 071-09 / 075-05 / 082-01 / 083-02 / 083-03 / 083-99 / 086-99 / 089-01 / 089-02 / 089-03 / 095-02 / 096-99 / 099-04 / 099-99(各1件)
※職種数が多いほど必ず価値が高いとは限りません。
資格の特徴
5つの指標から、この資格の特徴を見てみます。
未評価必須性
4資格手当
4活用の広さ
5取得しやすさ(参考)
4
乙種全般の候補1,176件から乙4のみを全件判定できていないため。
学習時間と公表されている合格率をもとにした参考評価です。試験方式や複数段階試験などの違いがあるため、資格間の難易度を完全に比較するものではありません。
こんな方におすすめ
ガソリンスタンドや設備管理の仕事に興味がある方、化学・製造業に携わりたい方、理系の基礎知識を活かした資格取得から始めたい方
次にできること
10問テストを受ける試験について詳しく
詳しく見る
実施/管轄団体
一般財団法人消防試験研究センター
申込方法
電子申請(推奨)または書面申請。令和10年度から原則電子申請のみに移行予定。
試験方式
五肢択一式・マークシート方式(実技試験なし)
試験科目/出題分野
危険物に関する法令(15問)/基礎的な物理学及び化学(10問)/危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法(10問)。試験時間2時間。
合格基準
各科目とも60%以上の正答が必要(1科目でも60%未満は不合格)。
出典: 一般財団法人消防試験研究センター (新しいタブで開きます) (情報確認日:2026年8月31日)
調査から見たこの資格
危険物乙4は、給与差よりも「応募条件」と「資格手当」に価値が表れやすい結果でした。30件中11件が必須、10件に資格手当の記載があり、ITパスポートとは異なるタイプの資格です。
一方、資格記載求人と記載なし求人の給与中央値は近く、資格そのものによる給与上昇は今回の調査からは確認できません。